マセダ歯科医院
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インプラント後もメンテナンスが必要な理由

こんにちは 宗像市の歯医者 マセダ歯科医院です。

『インプラントの治療が終わった後にメンテナンスはした方が良いですか?』

『メンテナンスに通うことによってどんなメリットがあるのか知りたい』

『インプラントを長持ちさせる秘訣はありますか?』

インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが必要です。

インプラントをしている人や治療を検討している人の中には、メンテナンスの必要性や正しいメンテナンス方法が分からないという人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、インプラント後の定期的なメンテナンスが必要な理由とインプラントの寿命の目安や注意点などについて解説します。

インプラントに少しでも興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

インプラントの寿命はどれくらい?

インプラントの寿命は10~15年程度とされています。残存率は90~95%が一般的ですが、個々人によって差があります。

それは、メンテナンスの頻度や口腔内状況などによって寿命は違ってきますので、あくまでも目安にしておきましょう。

インプラントにはなぜメンテナンスが必要なのか

インプラントは人工歯であるため虫歯の心配はなくなりますが、インプラント周囲炎になりやすいため注意が必要です。

インプラントのメンテナンスや歯磨きなどの日々のデンタルケアを怠るとインプラント周囲炎につながりやすくなります。

インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の歯ぐきや骨が炎症を起こす病気です。インプラント歯周炎とも呼ばれています。インプラント周囲炎になると以下のような症状が現れます。

  • 歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきに痛みが出る
  • 歯ぐきから出血する
  • インプラントを支える骨が溶け出す

インプラント周囲炎になりやすい要因は、インプラントの歯に天然歯を支える歯根膜がないからです。

そのため、インプラント歯周炎を予防するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。

インプラントのメンテナンス方法と頻度

インプラントのメンテナンスは、いつ、どのような方法で行うべきなのかご存知でしょうか。

インプラントは、歯を支えるための金属製のインプラント体を骨に直接埋め込むため、天然歯に比べて根元のへこみが大きくなる傾向があります。根元のへこみが大きいほど歯磨きが難しくなります。

自分でできるセルフケアは、毎日こまめに歯磨きを行うことです。

これも正しい方法で歯磨きをしなければ、歯と歯ぐきの間に汚れが残り、繁殖した細菌が侵入してインプラント周囲炎を引き起こす恐れがあります。インプラントの歯をきれいに磨くためにも自分に合った歯みがき方法を歯科医院で正しい指導を受けておきましょう。

また、歯磨きだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなども使うようにしましょう。

セルフケアでは十分な汚れを落とすことが難しいため年に3~4回程度は、かかりつけの歯科医院にメンテナンスに通いましょう。

適切な頻度で正しいメンテナンスを行うことによって、インプラントの寿命を伸ばすことができます。

インプラントのメンテナンスの流れ

インプラントのメンテナンスはどんな流れで行われるかご存知でしょうか。一般的な歯科医院で行われるインプラントのメンテナンスの流れを解説します。

  1. 口腔内のチェック
  2. レントゲンによる確認
  3. PMTC
  4. 歯磨き指導

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

口腔内のチェック

インプラントのメンテナンスは、現時点の口腔内の状態を知るためのチェックから始まります。歯科医師や歯科衛生士が下記のチェックを行います。

  • インプラントのぐらつき度合い
  • 歯ぐきの炎症の有無
  • 歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの深さ
  • 噛み合わせ
  • 清潔状態
  • 人工歯とインプラント体の連結の不具合や破損など

メンテナンスと一言でいっても確認する内容は上記以外にも多くあります。

レントゲンによる確認

目視で確認できないものはレントゲンを使用するケースがあります。

レントゲン画像で確認できるのは、インプラントを埋め込んだ歯槽骨の炎症や骨吸収の状態や周辺の骨の状態などです。

他にも、インプラント以外の天然歯に虫歯ができていないか歯石が溜まっていないかなどの確認を行います。

PMTC

PMTCとは、専用の機器を使用した歯のクリーニングの略語です。

日頃の歯磨きでは落とすことのできない歯石や歯垢を定期的に歯科医院で綺麗に清掃する事で、虫歯や歯周病を予防していきます。

歯磨き指導

歯科衛生士から正しいブラッシング方法の指導があります。例えば、以下のような確認や説明が行われます。

  • 歯磨きの正しい手順や方法の説明
  • デンタルフロスや歯間ブラシの使用方法
  • 磨き残しがある場所の確認
  • 自宅でのメンテナンスにおすすめのケア用品の提案

メンテナンスで歯磨き指導が行われるのは、インプラントや人工歯はもちろん、天然歯の寿命を伸ばすためです。

また、磨き残しがあるなどの歯磨きの癖を指摘してもらうこともできるため、自分の口腔内の状態に合わせたブラッシング方法を把握できます。

インプラントや歯の寿命を延ばすためにも適切なブラッシング方法を学び、口腔内を清潔に保ちましょう。

インプラントのメンテナンス以外で心がけたいこと

インプラントのメンテナンス以外で心がけたいことは、主に以下の2点です。

  • 生活習慣の見直し
  • 歯ぎしり、食いしばりの軽減

喫煙習慣の見直し

インプラントの寿命をできるだけ伸ばすために喫煙習慣を見直しましょう。喫煙習慣がある人は歯槽骨にインプラント体が結合しにくく、成功率は喫煙習慣の有無に左右される場合があります。

手術が成功してインプラントが結合しても、歯周病を発症しやすくなり、結果的にインプラントの寿命が短くなってしまいます。

喫煙の習慣がある人は、口腔内の健康を保ちつつ寿命を伸ばすために禁煙を検討しましょう。

歯ぎしりの軽減

歯ぎしりは人工歯に大きな負担をかけてしまいます。

人工歯は天然歯に比べて衝撃に弱い素材で加工されています。歯ぎしりだけでなく、歯を食いしばるような動作を頻繁に行えば、人工歯やインプラントに強い負荷がかかり、歯や部品が破損したり、インプラント周囲炎を引き起こしたりするため注意が必要です。

歯ぎしりから人工歯やインプラントを守るためには、睡眠時に歯に装着するナイトガードやボトックス注射などの対策が有効です。歯ぎしりや歯を食いしばる癖がある場合は、歯科医院に相談してみましょう。

まとめ:インプラントを長持ちさせたいなら信頼と実績のあるマセダ歯科医院まで

インプラントは治療したらいつまでも長持ちするものではありません。長持ちさせるためには日頃からのセルフケアとセルフケアだけでは、落とすことのできない汚れを歯科医院で定期的にメンテナンスしていく必要があります。

マセダ歯科医院では、患者様のご要望をお伺いしたうえでお口の状態に合わせた治療法をご提案しています。歯の悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。

監修者情報

マセダ歯科医院

院長 間世田勇気 Yuuki Maseda

開業から35年以上、現在でも年間10,000人以上の患者様が来院され、これまでの経験と知識による正確な診断力と確かな実績で患者様の健康を口腔内から守っています。

患者様一人一人にとって、本当に最善・最適な治療を提案し、確かな技術をもって実行することで、
信頼され続ける「かかりつけ歯科医院」を目指し、より良い歯科医療を提供している。

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