審美歯科とは?
こんにちは 宗像市の歯医者 マセダ歯科医院です。
『一般歯科と審美歯科は何が違いますか?』
『審美歯科で取り扱う治療が何がありますか?』
『審美歯科は見た目だけの治療ですか?』
「審美歯科」と聞いて皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか。
「銀歯から白い素材へ」「ホワイトニングで白い歯へ」「本物の歯のようなセラミック治療」といった見た目の美しさをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、一般歯科と審美歯科の違いや審美歯科で取り扱うノンメタルについて解説します。
審美歯科について少しでも興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
一般歯科と審美歯科の違い
一般歯科とは、保険が適応され、虫歯や歯周病などの治療、噛み合わせを良くする治療など、機能的改善を目的とした歯科治療のことを言います。実際には一般歯科の分野でも、審美性が無視されている訳ではありません。ただ機能性を重視した歯の治療ということだけでなく、保険診療でも見た目がキレイな治療が行われています。
それでも保険診療の一般歯科の場合には、審美を追求するのにも限界があります。
一方で審美歯科では、歯を白くしたい、歯並びをキレイに整えたいという、見た目の美しさを追求した審美的視点をプラスし、機能面の改善も併合し行う治療のことです。
一般歯科と審美歯科の大きな違いに使用する材料の違いがあります。一般歯科での虫歯の治療は、銀歯やレジンといった材料を使用しています。
一方で審美歯科の場合、使用する材料に制限がありませんので、セラミックやジルコニアといったモノを使うことができ、審美性や耐久性に優れた詰め物や被せ物を作ることができます。
金属アレルギーのリスク
銀歯などの金属から溶出した金属イオンが、人体が本来持つタンパク質と結合し、アレルゲンとなりタンパク質に変質させるのです。接触部に起こる接触皮膚炎が代表的だが、金属イオンが血流によって全身に運ばれると全身性皮膚炎を起こすこともあります。
近年、増加する金属アレルギーはその予備軍も含め約1000万人、日本人の12人に1人の存在が推測されています。症状としては肌荒れ、円形脱毛症などがあります。
もし、症状や検査結果により歯科用金属が原因であると判断された場合、外用薬や内服薬の使用では治癒しないため、金属抗原除去などの治療が必要となります。主な検査はパッチテストですが、パッチテストでは判明しない事もあります。
これは上記のメカニズムで述べたように、金属そのものがアレルギーを起こすのではなく、金属とタンパク質との化合物が原因物質であるため、パッチテストでは判明しにくいからです。
金属を使った治療をする際の注意点
歯科治療で使われる金属にアレルギーがあったとしても、必ずしもお口の中の金属が接触している場所に、金属アレルギーの症状が現れるとは限りません。全く関係のない手足の皮膚に症状が現れてくることもあります。お口の中を見ただけではわからないことも多いので、金属アレルギーがある場合、必ず歯科医師に伝える様にしてください。
また、喫煙されている方は注意が必要です。
タバコが与える健康への害はよく知られていますが、タバコによる健康被害の一つに、金属アレルギーがあります。口の中に銀歯などの金属素材があると、喫煙することでアレルギーが引き起こされると言われています。歯科で使われる金属素材はニッケルが含まれており、1ヵ月あたり25 本以上喫煙習慣がある人は、ニッケルに対して金属アレルギーのリスクが高まると言われています。
このように金属を使った歯科治療をすることには多くの注意すべき点やリスクがあります。これらを改善するためには金属を使わない治療(ノンメタル治療)を受けることです。
ノンメタル治療とは?
ノンメタル治療とは、口の中の治療で金属を使わない治療のことです。
ノンメタル治療は、セラミック系の歯に近い見た目の材質を用いるため、美しい見た目の口元が実現できます。
ノンメタル治療のメリット
ノンメタル治療のメリットは、主に以下の4つです。
- 金属アレルギーの心配がない
- 素材によっては強度が高く長持ちする
- 虫歯が再発しにくい
- コンプレックスの解消に繋がる
具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。
金属アレルギーの心配がない
金属材料を一切使用しないことで、将来的な金属アレルギーの発症も予防できるのが利点です。
そのため今現在、金属アレルギーに悩まされている人以外も大きなメリットが得られる治療法となっています。
素材によっては強度が高く長持ちする
ノンメタル治療で使用する素材にも、様々な種類がありますが、その中でもセラミックは強度が高くなっています。
コンプレックスの解消に繋がる
口の中の銀歯は目立ちますが、メタルフリー素材は詰め物や被せ物でも天然の歯と見分けがつきません。
銀歯が多いのがコンプレックスだった方は、笑顔に自信を持つことができます。
ノンメタル治療のデメリット
ノンメタル治療のデメリットは素材によっては保険が効かないことです。
保険が適用されず自費診療のケースが多いです。銀歯よりは自己負担額が高くなってしまうのがノンメタル治療のデメリットです。
また、最近では保険適用可能な金属を使わない素材も増えているため、歯科医院で相談しながら治療を受けることがおすすめです。
まとめ:ノンメタル治療ならマセダ歯科医院まで
口の健康だけではなく、全身健康にもつながるノンメタル治療。
少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
監修者情報

マセダ歯科医院
院長 間世田勇気 Yuuki Maseda
開業から35年以上、現在でも年間10,000人以上の患者様が来院され、これまでの経験と知識による正確な診断力と確かな実績で患者様の健康を口腔内から守っています。
患者様一人一人にとって、本当に最善・最適な治療を提案し、確かな技術をもって実行することで、
信頼され続ける「かかりつけ歯科医院」を目指し、より良い歯科医療を提供している。
コメントを残す