マセダ歯科医院
マセダ歯科医院
診療時間:9:30 – 12:30 / 14:00 – 19:00※曜日による TEL.0940-32-2800

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乳歯は抜けてしまうものであるし、そんなに慎重にならなくても良いのでは…
とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、乳歯は、永久歯を正しい位置に誘導する、顔や顎の発育を助ける、などといった大事な役目があります。虫歯などで早くに乳歯を抜いてしまうと、これらの役目を果たせず、お子さまの成長に影響を与えてしまう恐れがあるのです。どうせ生え替わるのだから…と過信せず、予防・治療をすることはお子さまの将来の歯ならび・咬み合わせなど永久歯のために繋がります。
むし歯を作らないために
年齢や歯の生えそろい具合によってケアの仕方に違いがあったり、仕上げ磨きの仕方だったりといった事をお伝えしています。
歯みがきは、歯が生え始めるまでは必要ありません。歯が生え始めて、上下4本生えるまではガーゼで拭いて上げましょう。5本以上生えたら、小児用の歯ブラシで保護者の方が仕上げ磨きを行ってあげてください。
3歳まで虫歯菌の感染を防ぐことができれば、虫歯になりにくいお口の環境をつくることができます。
子どもの歯は大人の歯よりもエナメル質が薄いため、虫歯になりやすかったり、虫歯のかかってしまった後の進行が速かったりといった特徴があります。
だからこそ、虫歯になる前の予防が大切なのです。
TBI(小児のブラッシング指導)

TBI(小児のブラッシング指導)

TBI(Tooth Brushing Instruction)は歯みがき指導のことを指します。
歯科医院で虫歯を予防するためにシーラントやフッ素塗布を行ったとしても、毎日のブラッシングが正しく行えていないと虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。また、歯並びや磨き残しの状態、歯の生え方によって合う歯ブラシや歯みがきの仕方は変わってきます。一人一人に合った歯科医師による歯みがき指導で、子どもの頃から虫歯のできない歯みがきの方法を身につけることができます。
また、保護者の方に対してもお子さまの歯の磨き方のコツをお伝えしたり、ご質問に答えたりといったこともしています。
 
フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素塗布を始める時期は乳歯の上下4本が生えそろう1歳~1歳半頃です。もちろん個人差がありますので、上下の前歯が生えそろったら、フッ素塗布を考えてあげましょう。また、永久歯が生えそろう14~15際頃まで続けることがおすすめです。
永久歯といっても、生えたばかりでは、まだまだ未完成で弱い歯です。さらにこの頃はフッ素塗布の効果が高いため、虫歯になりにくい強い歯にすることができます。
また、処置後すぐに飲食をしてしまうと、効果が得られにくいため、30分は何もお口に含まないようにしてください。
 
フッ素塗布の効果
  • ●歯質の強化
    • エナメル質を強くし、酸で溶けにくい歯をつくることができます。
  • ●歯の再石灰化
    • 歯にとって大切な成分である「カルシウムとリン酸」が歯に取り込まれ、歯が再び元に戻ろうとする歯の修復を促進します。
  • ●虫歯菌の抑制
    • フッ素イオンには細菌の活動を抑制する作用があります。そのため、虫歯菌が酸をつくるのを減少させます。
  • フッ素塗布の虫歯予防効果は3~4ヶ月ほど持続します。なので、3~4ヶ月に一回受けていただくと、予防効果をずっと続かせることができます。
シーラント

シーラント

シーラントは、正確にはフィッシャーシーラントと呼ばれ、もっとも虫歯になりやすい奥歯の溝の部分を専用の歯科材料で埋める処置です。奥歯は歯ブラシが当たりにくく、食べかすや細菌が溜まりやすい場所です。そこで、溝をあらかじめ埋めてしまうことで虫歯を防ごうとする予防歯科の1つ。歯を削ることもないため、歯にかかる負担も少なくすみます。
乳歯だけでなく、永久歯にも適用され、奥歯以外には、永久歯の上の前歯の裏側にある深い孔や乳歯によくある癒合歯の境目部分の虫歯予防にも有効です。
健康な歯だけでなく、ごく初期に虫歯に対しても応用されています。
 
メリット
  • 虫歯になる可能性を減らせる
  • 歯を削らなくてすむ
 
シーラントを行ったからといって絶対に虫歯にならない、ということはありません。毎日の歯みがきは丁寧に行っていく必要があります。