マセダ歯科医院
マセダ歯科医院
診療時間:9:30 – 12:30 / 14:00 – 19:00※曜日による TEL.0940-32-2800

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予防・メンテナンス
当院は歯科治療の中で予防・メンテナンスが最も重要だと考えております。
歯とお口の健康を守るためには日々のケアが大切です。皆さんは、日々のケアが歯みがきだけだと思っていませんか?お口の中の良好な状態を維持していくためには、実はそれだけでは不十分なのです。虫歯や歯周病をはじめとする口腔内の病気はなかなかご自身では気づきにくいもの。歯科医院での定期的な検診を受けることで早期発見や予防をしていくことができます。
 

予防歯科はなぜ必要なの?

予防歯科
多くの人が、歯医者に通うのは、お口のなかに何らかの異常を感じたからだと思います。
しかし、治療のために歯を一度削ってしまうと、もう元の歯に戻すことはできません。失った歯は二度と生えてきません。「痛くなったから病院に通う」のでは、折角のご自身の歯を長持ちさせることができないのです。
昨今、歯科医療の進歩により、失った歯や悪くなった歯を補い回復する技術がより精密・高度になって参りました。しかしながら、どんなに費用と時間をかけて精密な治療を行ったところで、ご自身の生まれつき持ち合わせた歯(天然歯)にかなうことは決してありません。
 

天然歯と治療した歯には到底埋めることのできない大きな差があります。

予防歯科は、ご自身の歯で長く日常生活を楽しんでいただくために必要なことです。
歯みがきでの毎日のお口の中の清掃は虫歯や歯周病を予防するためにとても大切なセルフメンテナンスです。しかし、歯みがきでとれる汚れは約60%ほどだと言われています。しっかりと歯みがきをしていても、見えない部分や歯ブラシのとどかないところ、歯周ポケットなど、ご自身でも気が付かないうちに細菌が繁殖してしまい、虫歯や歯周病などのトラブルが生まれてしまうことがあります。歯科医院での定期的なメンテナンスで、しっかりと予防や、病の悪化を防ぎましょう。

予防歯科で行うこと

口腔内のチェック

口腔内のチェックによる早期発見

レントゲン撮影などで、今のお口の状態について精密な検査を行います。むし歯や歯周病の有無、または進行具合も調べるので、自覚症状がない場合の初期の段階での治療につなげることができます。ここで病気の早期発見をしておくことで、治療により歯を失わないためには非常に重要です。
 
ブラッシング指導

ブラッシング指導

毎日のセルフケアこそ、歯を守るために大切な方法です。そのため、間違ったブラッシング方法では汚れが十分に取れていないことや、歯茎や歯を傷つけてしまっていることも少なくありません。歯の並びやお口の状態には個人差があります。当院ではご自身に合ったブラッシング方法をお教えします。正しい歯みがきで毎日のケアを行い、健康なお口を保つことができます。
 
フッ素塗布

フッ素塗布

大人でも子供でも行える予防歯科の1つ。
ご家庭で使用できる歯磨剤などにフッ素は含まれていますが、濃度が低いため、虫歯予防の効果も低いです。
しかし、当院で扱うフッ素は濃度の高いものなので、予防効果が期待できます。歯質を強化し、再石灰化を助け、歯の修復を促す効果があります。
また、虫歯の活動を抑制する働きもあるため、虫歯になりにくい歯をつくることができます。特に生えたばかりの乳歯や永久歯は虫歯になりやすく、フッ素を多く取り込みやすいためおすすめです。(フッ素塗布は保険外診療となります。¥880)
 
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

PMTCとは、歯科医師、歯科衛生士などの専門家が歯と歯の間や奥歯などの磨きにくい場所を専用の器具を用いて行うクリーニングです。PMTCで落とすことのできる汚れは、歯垢(プラーク)、歯石やバイオフィルム、着色汚れ、ヤニ汚れなどです。バイオフィルムは歯みがきでは落とすことのできない細菌の膜。これを落とすことで、虫歯を防ぐ効果があります。
 
早期相談

早期相談

普段お口の中で気になっていることがあっても、なかなか歯科医院受診までは・・・
と思われる方が多いように思います。虫歯や歯周病だけでなく、歯並び、見た目、歯ぎしり、舌や歯茎のできもの、あごの痛みなどなど・・・
もともと気になっていたけど、最近すごく気なってきました。
と、受診される方がほとんどですが、少し気になる時点で治療をすればもっと費用も時間も少なく済むことがあります。最悪の場合、もう手遅れになってしまい治療ができない可能性も0ではありません。気になることはなんでも早めに相談していただくことで、あらゆる問題を防ぐことができます。
 
 

歯周病の治療ではどんなことをするの?

歯周病検査

歯周病検査

歯周検査のプロービング検査についてご説明します。プロービング検査とは歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)に目盛のついたポケット深針(プローブ)という道具を、挿入し、深さや出血・歯槽骨の溶け具合を確認することができます。
健康な歯肉は約2ミリ程度の歯槽溝があります。それ以上だと、歯周病の可能性があり、出血があった場合は歯ぐきが炎症を起こしてる可能性があり、歯周ポケットがこれから大きくなる前の状態であるかもしれません。
場合によっては痛みを感じるかもしれませんが、歯周病の進行度を調べる上でとても重要な検査です。もちろん、歯ぐきの状態によっては全く痛みや不快感を伴わない場合もありますのでご安心ください。
 
歯科医院で歯石取りをされたことはありますか?
歯石はプラークが石灰化して硬くなったものです。歯垢はブラッシングで落とすことが可能ですが、歯石はブラッシングでの落とすことができません。
しかし、歯石をそのままにしてしまうと、その上に歯垢がくっつきやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうのです。
丁寧に歯をみがいていても、歯石はたまってします。そのため、定期的に歯科医院で歯石を除去することが大切です。
この歯石とりは一度に行ってしまうと炎症がひどい方の場合出血してしまうリスクがあるため、数回に分けて行います。
スケーリング

スケーリング

スケーリングとは、歯の表面に形成された歯石を取り除くことです。
スケーラーと呼ばれる器具を使用して、主に歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去します。最も標準的なのは手で動かすスケーラーでその他にも超音波スケーラーやエアスケーラなどもあります。それぞれ期待できる効果が異なっています。
また、スケーリングによる処置を施す部位は歯ぐきより上の部分になります。基本的にお口の中に露出している部分に付着した歯石を取り除く時に用いる方法です。
そして、歯ぐきより下の歯石をルートプレーニングで取り除きます。
 
SRP

SRP(スケーリングルートプレーニング)

SRPとは、プラークに含まれる細菌により汚染された歯根の表面を器具を使って滑らかにすることです。ルートプレーニングが必要となるのは、中等度の歯周病の場合です。中等度以上の歯周病になると、歯周ポケットの内部に歯石が溜まっていることが多くあります。お口の中を見たときに見える部分を歯冠といい、その下の歯ぐきの中に埋まっている、見えない部分を歯根と言います。歯周病が進むと、その歯根が細菌により汚染され、溶けてなくなってしまいます。それを防ぐ為に汚染された歯根の表面に対して器具を使って削り取り、滑らかにする治療を行う必要があるのです。表面をつるつるにすることで、汚れの付着が起こりにくくします。歯石を除去するスケーリングの後に続けて行われます。
 
フラップオペレーション

フラップオペレーション

フラップオペレーションとは歯周病治療における外科処置のひとつです。
歯肉をメスで切開することで、歯根を見える状態にして奥深くに付着した歯石や歯周病菌に感染した歯肉を直接除去したり、骨が吸収してしまった部分の洗浄を行います。そのため、歯石をほぼ完全に取り除くことができるのです。この処置は、主にルートプレーニングではとりきれなかった深い部分の汚れや歯周病菌を取り除くときに行います。
 
メリット
  • 残存する歯周ポケットを確実に除去することができる
  • 歯石を目視下で除去可能
  • 骨の状態も肉眼で確認できる
デメリット
  • 知覚過敏の症状がでる場合がある
  • 外科処置が必要
  •  
 
フラップオペレーションを行っただけでは症状が完全に回復することはありません。丁寧なブラッシングをしっかり行い、症状の悪化を食い止める必要があります。
歯周病の進行を食い止めるには、歯科医院での歯周基本治療と同時にセルフケアが必要不可欠です。
毎日の歯みがきや規則正しい生活を心がけ、ご自身の歯を守りましょう。